2015年2月21日土曜日

【購入記】 バルナックライカ用Lマウントレンズ ズミタール50㎜f2

_1020440

デジタルカメラだろうとフィルムカメラだろうと、重くて持ち出す機会が減るのならそれは悲しい事だ。システムとして軽量さと高画質のバランスはいつだって悩みの種だけど、今回はレンズと携行性の話。

去年にバルナックライカを購入した。その時に同時に購入したのは、ズマリット50mmf1.5というレンズ。

その時のブログ バルナックライカⅢf&ズマリット50mmf1.5を購入しました

バルナックライカを買おうと決めた時にレンズをどうしようか考えたけど、一番最初に頭に浮かんだのがエルマー50mmf3.5という沈胴レンズ。だけどこのレンズはレンズの前玉付近に絞りを調整するレバーがついていて、絞りを調整する度に前玉に指が当たって、手の油をつけてしまう可能性もあるのでやめた。次の候補だったズマリット50mmf1.5は単純に明るいレンズだったので、これでいいかな~って思って、バルナックライカと同時購入したのだ。

しばらくの間はズマリット50mmを使っていたのだけど、このレンズはなかなか重量があって、バルナックライカにつけるとお辞儀するみたいなバランスになる。持ったバランスも良くないし、なによりバルナックライカの軽さとコンパクトさをスポイルするので、何か他に良い沈胴レンズは無いのかと調べてみると、ズマールとかズミタールとかの沈胴レンズがある事を知った。

参考サイト ライカを買おう Lマウント 50mm

今回購入したのはズミタールmmf2というレンズだけど、ズミターとか言われる事もあるらしい。ややこしいので、いっその事「ズミたん」なんていう愛称で統一すればいいんじゃないかなって思ったりする。

大阪堺市にあるカメラのヤマゲンで購入。購入にあたってズマリット50mmは下取りに出した。ズマリットさんとは短い付き合いでしたね。4,5ヶ月で手放してしまった。開放の描写がホワホワしてて面白かったけどね。


ズミタール50mmf2とバルナックライカ
_1020444

やはり沈胴させた時のコンパクトさが最高だ
_1020456

レンズ自体の重量も軽いし、バルナックライカに最適なレンズと言える。最初からこの組み合わせを知っていれば、無駄な出費をしなかったのに...

レンズ単体で沈胴させてみた
_1020447

自分のレンズは1945年以降のタイプでレンズにコーティングがされている
_1020452

_1020453

開放絞りがf2
最小絞りがf16
最短撮影距離が1m

絞りはクリック感が無いので、数字が振っていない場所でも使用できる。上の写真で説明すると、f2.4ぐらいの半端な位置でも使えるのだ。無断階に絞りを使えるのはありがたい。ほんの少し明るく、あるいはほんの少し暗く、といった事も可能なので、露出計を使って正確に絞りを調整すれば適正露出が得られる。リバーサルフィルムで使うのも良いかもしれない。絞りリングの位置も普通の一眼レフのレンズと同じような位置にあるので、使いやすいのもポイントだ。


コダック スーパーゴールド400使用
スキャナ エプソン GT-X830

img286

半逆光だけど結構カリッと写る。

img288

img293

これは完全な逆光。でもそれほど悪くない。コーティングの影響なんだろうか。ちなみにこのレンズのフードは段ボールみたいな長方形の箱のようなものを被せるタイプだけど、あまり流通してないらしい。もちろん自分のレンズもフードは無しである。

img302

開放の写りは結構硬い感じがする。

img303

img295

img306


NEX-6にマウントアダプターをつけて撮影した写真
_DSC9992

ほんの少し絞っているけど、すごい解像感だ。NEX-6はAPS-Cサイズのセンサーを積んでいるので、換算で75mm相当。レンズの中央付近を使っているだけあって周辺光量落ちもないし、マウントアダプター遊びも捗りますな。バルナックライカだけに使うのはもったいないので、普段はNEX-6につけてスナップ写真を撮るのも面白いだろう。NEX-6につけて沈胴させるとセンサーに傷がつくらしいので、沈胴させないように注意しないとね。


0 件のコメント:

Related Posts Plugin for   WordPress, Blogger...